「その赤い糸、ぶった斬らせてもらいます!」――雑務係×王子様、絶縁から始まる学園縁切りラブコメ!

「運命? 赤い糸? はあ!? 迷惑なんですけど!」

アストル魔道学園の片隅。雑務係として、掃除、雑用、時に警備までこなす少女アルマのもとに、突如現れた龍人族の王子ヤクシュ。

彼はまっすぐな目で、いきなりこう言い放った。

「愛している、私の妻となってほしい」

……いや、待って? 初対面。しかも「赤い糸が見える」とか言いながら強引に縁を押し付けてくる変人モード全開の王子。

「だったらその“赤い糸”、この手でぶった斬ってやるわよ!」

こうして始まったのは、“縁切り”を掲げた、前代未聞の学園ロマンス(?)だった。

「縁」は見える。でも「愛」は努力の先にある。凸凹すぎるふたりの距離感が愛おしい!

ヤクシュは、龍人族特有の能力で“縁”の糸を見ることができる。彼の目には、アルマと自分を繋ぐ赤い糸がはっきりと見えていた。

しかしアルマは「運命なんて信じない」タイプ。というより、現実的で、ロジカルで、地に足のついた努力型人間。

そんなふたりが衝突しないわけがない。

けれど、学園のあちこちで巻き起こる騒動や課題を通じて、ヤクシュは自分の“見える縁”よりも、アルマが見せる“行動”に惹かれ始める。

「君は、誰よりも誠実に、自分の道を選ぼうとしている」

最初は騒がしいばかりだった王子様が、次第に“本物”になっていく。その姿に読者もきゅんとさせられる。

女子たちの“絶縁同盟”がカッコ可愛い!友情もキラリと光る学園劇!

「縁なんて幻想よ!」をスローガンに、アルマを中心に女子生徒たちが結成した“絶縁同盟”。

恋に夢を見ない少女たちの団結力と行動力が、作中で爽快に描かれている。

一方、王子ヤクシュを巡る男子たちの反応も面白く、学園全体が“赤い糸問題”でざわつく姿は、まさに青春の一幕。

くまの柚子氏によるイラストも、元気でまっすぐなアルマ、包容力と不器用さが混じるヤクシュ、それぞれの魅力を柔らかく可愛く描き出している。

無料試し読みができるおすすめサイト(2025年6月現在)

『魔道学園の絶縁同盟 王子様と私と赤い糸』は、ロマンスに抗いながら始まるラブストーリーの裏で、友情、成長、そして本当の“縁”を問いかける物語。

「運命なんて信じない」──だからこそ、自分の足で出会いに向かっていく姿が、いちばん眩しい。

上部へスクロール